Wi-Fiでウイルス感染することはあるの？原因や対処法もチェック！

Wi-Fiでウイルス感染してしまう原因

Wi-Fiを通じてウイルスに感染する主な原因は、接続先のWi-Fiネットワークや閲覧するコンテンツ、デバイス自体のセキュリティにあります。ここでは、代表的な感染経路を紹介します。

フリーWi-Fiへの接続

公共の場で提供されるフリーWi-Fiは、手軽にインターネットに接続できる反面、セキュリティ対策が不十分な場合が多く、ウイルス感染のリスクが高まります。攻撃者がWi-Fiネットワークに潜んでいることがあり、デバイスがウイルスに感染したり、個人情報が盗まれる可能性があります。

ホームページの閲覧

信頼性の低いホームページや、セキュリティ証明書がないサイトを閲覧することで、マルウェアやウイルスがデバイスに侵入することがあります。特に、ポップアップ広告や不審なリンクをクリックすると、ウイルスが自動的にダウンロードされることがあります。

アプリのインストール

公式ストア以外からアプリをインストールした場合、そのアプリがウイルスを含んでいる可能性があります。悪意のあるアプリは、デバイスに感染し、個人情報を盗み出したり、不正な動作を引き起こすことがあります。

ルーターの感染

Wi-Fiルーター自体がウイルスに感染することもあります。特に、ファームウェアが古い場合や、初期設定のままで使っていると、ハッカーに狙われることがあります。ルーターが感染すると、ネットワーク全体が危険にさらされ、接続しているすべてのデバイスがリスクにさらされることになります。

Wi-Fiでウイルス感染してしまったときのリスク

Wi-Fiを介してウイルスに感染すると、様々なリスクが発生します。ここでは、代表的なリスクを解説します。

個人情報の流出

ウイルスに感染したデバイスから、住所や電話番号、クレジットカード情報などの個人情報が流出することがあります。特にオンラインショッピングやネットバンキングを利用している場合、情報の漏洩は大きな被害をもたらします。

デバイスの乗っ取り

ウイルスがデバイスを完全に制御することができる場合、遠隔操作でデバイスが乗っ取られることがあります。ハッカーは、カメラやマイクにアクセスして盗聴や盗撮を行ったり、ファイルを削除することも可能です。

金銭被害

個人情報が流出した結果、クレジットカードの不正利用や銀行口座のハッキングが行われ、金銭的な損害が発生することがあります。被害に気づかないまま、多額の請求が届くこともあります。

詐欺事件への関与

ウイルス感染によってデバイスが乗っ取られた場合、詐欺事件や不正取引に利用されることがあります。自分が関与していない犯罪に巻き込まれる可能性があるため、注意が必要です。

Wi-Fiでウイルス感染したときの症状

Wi-Fi経由でウイルスに感染すると、デバイスにはいくつかの症状が現れます。以下に、その代表的な例を挙げます。

アプリが勝手に起動する

ウイルスに感染すると、インストールしていないアプリが勝手にインストールされたり、デバイスを操作していないのにアプリが自動で起動することがあります。これは、ウイルスがデバイス内で勝手に動作している証拠です。

データ通信量が早く減る

通常よりもデータ通信量が早く消費される場合、バックグラウンドでウイルスが大量のデータをやり取りしている可能性があります。これにより、通信プランのデータ制限を超えてしまうこともあります。

デバイス操作が遅くなる

ウイルスがデバイスのリソースを大量に使用している場合、操作が極端に遅くなったり、アプリが頻繁にクラッシュすることがあります。このような症状が出た場合、ウイルス感染を疑うべきです。

Wi-Fiでウイルス感染したときの対処法

万が一、Wi-Fiを通じてウイルスに感染した場合は、早急な対処が必要です。以下のステップで、感染を防ぎましょう。

ネットワーク接続を切る

まずは、Wi-Fiを含め、すべてのネットワーク接続を切断します。感染が拡大するのを防ぐために、インターネットからデバイスを切り離すことが最優先です。

ウイルスを駆除する

信頼できるウイルス対策ソフトを使い、デバイス内のウイルスを検出し、駆除します。対策ソフトがインストールされていない場合は、公式のストアからダウンロードして、すぐにスキャンを開始しましょう。

端末・ルーターを初期化する

ウイルスの感染がひどい場合や、対策ソフトでも駆除できない場合は、デバイスやルーターを初期化することが必要です。ただし、初期化する際にはバックアップを取り、重要なデータを守りましょう。

Wi-Fiでウイルス感染しないようにするための予防法

ウイルス感染を防ぐためには、日頃からの対策が重要です。以下の予防策を徹底しましょう。

OSを最新の状態にする

デバイスのOSやソフトウェアは、常に最新のバージョンに更新することが大切です。古いバージョンには、セキュリティ上の脆弱性が存在することがあり、ウイルスに狙われる原因となります。

怪しいサイトは閲覧しない

信頼できるサイトのみを閲覧するように心がけましょう。特に、セキュリティ証明書がないサイトや、不審なポップアップが表示されるサイトは避けるべきです。信頼できるサイトの見分け方の一つとして、HTTPSサイトかどうかを確認する方法があります。

サイトのURLに鍵のマークがついていれば、セキュリティ保護されたサイトなので安心して閲覧することができます。

不審なメールや添付ファイルは開かない

ウイルスは、メールの添付ファイルやリンクを通じて拡散されることが多いです。不審なメールや、身に覚えのない送信者からのメールは開かないようにしましょう。

セキュリティ状況を見直す

ルーターのパスワード設定や、ファイアウォール、ウイルス対策ソフトなど、セキュリティ面を定期的に見直しましょう。特に、Wi-Fiルーターの初期設定をそのまま使っている場合は、強固なパスワードに変更することが推奨されます。

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監修者 Select Wi-Fi 編集長

中澤 太一

お客様に合った、最適なWi-Fiを提案する「Select Wi-Fi」の編集長として従事。ECモール支援のマーケティング部長として、約150社のメーカーのサポートに携わり、商品の魅力を限られた情報で伝えることを得意とする。現在は、複雑な通信サービスをわかりやすく、信頼してもらえるように日々コラムを提供中。