Wi-Fiの電波はあるのに急に繋がらなくなった！考えられる原因と対処法

Wi-Fiの電波があるのに急に繋がらなくなる原因

Wi-Fiの電波が強く表示されているのに、インターネットに接続できない場合、いくつかの原因が考えられます。これらの問題は、Wi-Fiルーターや接続機器、プロバイダ側に起因することが多いため、ひとつずつ確認することが重要です。

ルーターの設置位置に問題がある

Wi-Fiルーターの設置場所が原因で、接続が不安定になる場合があります。特にルーターが水、壁や、金属製の障害物など電波を遮りやすい物の近くにあると、Wi-Fi電波が遮断され、通信が不安定になることがあります。また、部屋の端や地下にルーターを置くと、信号が弱まり、接続が途切れやすくなることもあります。

解決策としては、ルーターを部屋の中央や高い位置に設置することで、電波が部屋全体に行き渡りやすくなります。また、ルーターがカバンや家具の後ろに隠れている場合も、できるだけオープンな場所に移動させることをおすすめします。

【Wi-Fiがつながりにくい条件】

ルーターの設定がおかしい

ルーターの設定が誤っている場合も、電波は受信できても接続ができない原因になります。特に、ルーターのIPアドレスやDNS設定が不適切だと、接続が途切れることがあります。特に急に設定が変わることは少ないものの、ファームウェアのアップデートや誤操作によって設定がリセットされるケースもあります。

このような場合は、ルーターの設定画面にアクセスし、設定を確認・修正することが重要です。特に、プロバイダから提供された初期設定を再度入力するか、必要に応じてリセットを行うことで解決する場合もあります。

ルーター自体が故障している

ルーターが古くなっている場合や、ハードウェアの故障が発生している場合、電波は飛んでいるものの、正常に接続できないことがあります。特に、数年以上同じルーターを使い続けている場合、部品の劣化や内部の不具合が原因で、通信が途切れることが増えます。ルーターの寿命は一般的に3〜5年と言われているため、これを超える年数で使用している場合は、ルーターの寿命も原因として考えられるでしょう。

故障を疑う場合は、他のデバイスでも接続が不安定であるか確認し、同様の問題が発生している場合は、ルーターを新しいものに交換するのが最善策です。また、ルーターのファームウェアアップデートを確認し、最新のバージョンに更新することで、不具合が解消されることもあります。

2台以上のルーターを使用している

家庭内で2台以上のWi-Fiルーターを使用している場合、ルーター同士が干渉し合い（二重ルーター）、接続が不安定になることがあります。特に、両方のルーターが同じチャンネルを使用している場合、電波干渉が発生し、接続が途切れることがあります。

この問題を解決するためには、片方のルーターをブリッジモードに設定し、ネットワーク内での競合を避けるか、使用するチャンネルを異なるものに変更することをおすすめします。
または、ルーターを一台にし、中継機を導入するのも一つの方法です。

端末の設定に問題がある

接続しているスマートフォンやPCの設定が原因で、Wi-Fiに繋がらないこともあります。例えば、端末側で「省電力モード」や「機内モード」が有効になっていると、Wi-Fiが自動的に切断されることがあります。

このような場合は、端末の設定を確認し、Wi-Fi接続が有効になっているか、省電力設定や機内モードがオフになっているかをチェックしましょう。特に、iPhoneやAndroidでは、Wi-Fi設定が無効になっていることが多いため、設定画面でWi-Fiが正しくオンになっているか確認することが重要です。

プロバイダ側に問題がある

プロバイダの通信障害が原因で、Wi-Fiの電波は受信できてもインターネットに接続できないことがあります。通信障害やメンテナンスが行われている場合、一時的にネット接続が不安定になることがあるため、プロバイダの公式サイトやサポートに問い合わせて状況を確認することが必要です。

Wi-Fiに繋げるための確認と対処法

問題の原因がわかったら、次に適切な対処法を試してみましょう。以下の確認手順を参考にして、Wi-Fi接続の不具合を解消してみてください。

端末のWi-Fi設定がONになっているかどうかを確認

まず最初に確認すべきことは、接続しようとしている端末のWi-Fiがオンになっているかどうかです。スマートフォンやタブレットの場合、設定画面からWi-Fiの項目を確認し、Wi-Fiが有効になっているか確認しましょう。

ルーターの電源が抜けたりしていないかを確認

次に確認するのは、ルーターの電源ケーブルがしっかりと接続されているかどうかです。ケーブルが緩んでいると、Wi-Fiの電波は発信されるものの、インターネットに繋がらないことがあります。電源ケーブルを抜き差しして、しっかり接続されていることを確認しましょう。

ルーターの再起動をしてみる

多くのWi-Fi接続の問題は、ルーターを再起動することで解消されることがあります。電源をオフにし、数秒待ってから再びオンにすることで、内部の一時的な不具合が解消され、接続が正常に戻ることが多いです。

通信障害が起きていないかプロバイダに問い合わせる

プロバイダ側で通信障害が発生している場合、こちら側でできることは限られています。プロバイダの公式サイトやSNSで障害情報を確認するか、直接問い合わせをしてみることが重要です。特に、急に接続が途切れた場合は、プロバイダが原因である可能性が高いです。

料金未払いになっていないか確認する

インターネット料金が未払いになっていると、Wi-Fiの電波はあるものの、接続できなくなることがあります。プロバイダからの請求書や契約情報を確認し、料金の支払いが完了しているか確認しましょう。
クレジットカードでの支払いに設定している場合、カードの有効期限がすぎていたり、支払い可能額が上限に達してしまっていたりすることで料金未納状態になってしまっているかもしれません。

契約条件を確認する

契約しているプロバイダのサービス内容や通信容量に制限がかかっていないかも確認してみましょう。例えば、一定のデータ容量を超えると速度制限がかかる場合や、一時的に接続が不安定になるケースもあります。

乗り換えなどを検討してみることも対策のひとつ

Wi-Fiの接続不具合が頻繁に発生する場合や、プロバイダのサービスが満足いかない場合は、別のプロバイダやプランに乗り換えることを検討してみるのも有効です。特に、より高速で安定した接続を提供するプロバイダや最新の通信規格に対応したルーターを導入することで、快適なインターネット環境を手に入れることができます。

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監修者 Select Wi-Fi 編集長

中澤 太一

お客様に合った、最適なWi-Fiを提案する「Select Wi-Fi」の編集長として従事。ECモール支援のマーケティング部長として、約150社のメーカーのサポートに携わり、商品の魅力を限られた情報で伝えることを得意とする。現在は、複雑な通信サービスをわかりやすく、信頼してもらえるように日々コラムを提供中。