部屋のWi-Fiが繋がりにくい！部屋まで届かない場合の対処法を解説

Wi-Fiが部屋まで届かない・繋がりにくい要因

Wi-Fiが部屋まで届かない主な要因はいくつかあります。まず、家の構造が影響することがあります。特にコンクリートや金属でできた壁は、電波を遮断するため、信号が弱くなることがあります。また、Wi-Fiルーターの位置も重要です。ルーターが部屋の隅に置かれている場合や、家具に隠れている場合、電波の範囲が制限されてしまいます。さらに、他の電子機器が干渉していることも原因となります。特に、電子レンジやBluetoothデバイスはWi-Fi信号に干渉しやすいです。最後に、古いWi-Fiルーターを使用している場合、最新の規格に対応していないために、通信速度が遅くなることもあります。

Wi-Fiが部屋まで届かない場合の対処法

中継器を設置する

出典（バッファロー公式サイト）

Wi-Fi信号を拡張するために、中継器を設置するのが効果的です。中継器は、既存のWi-Fi信号を受信し、その信号をさらに拡大して周囲に送信します。特に大きな家や、複数の階がある家では、適切な位置に中継器を設置することで、Wi-Fiの範囲を広げることができます。設置場所は、ルーターからの距離が適切であり、なおかつ電波が弱い場所を選ぶことが重要です。

Wi-Fiルーターを複数設置する

複数のWi-Fiルーターを設置することで、家全体に安定したインターネット接続を提供することができます。メッシュWi-Fiシステムを導入すると、複数のルーターが連携し、家中に均一な電波を届けることが可能です。この方法は、特に広いスペースで効果的です。
ただし、ルーターをむやみやたらと増やすと、二重ルーターとなり、かえって通信が混雑してしまうことがあるため、家の広さや間取りを考慮してWi-Fiの種類を選択する必要があります。

Wi-Fiの規格を最新に切り替える

Wi-Fi規格も通信速度に大きな影響を与えます。Wi-Fi 6（802.11ax）やWi-Fi 6E規格をサポートするルーターに切り替えることで、より高速で安定した通信が可能になります。現時点で最新のWi-Fi規格はWi-Fi7で、理論上最大速度は30 Gbpsとされています。Wi-Fi 6Eとの違いは、特にリアルタイムアプリケーション（VR、AR、オンラインゲーム）において、さらなる低遅延が期待されることです。これらの規格は、より多くのデバイスを同時に接続できるため、家庭内でのデバイス利用が増えている場合にもおすすめです。しかし、まだ対応機種が少ないため、対応機種のチェックをしてから購入する必要があります。

Wi-Fiの付近に障害物を置かない

Wi-Fiルーターの周辺に障害物を置かないようにしましょう。特に金属製の家具や電子機器は、電波を妨げる原因になります。また、ルーターを高い位置に設置することで、電波がより広範囲に届きやすくなります。理想的には、ルーターは家の中心に置くのが最も効果的です。
Wi-Fiを障害物に関する情報は、こちらの記事で詳しく検証されているので、気になった方は見てみてください！

Wi-Fiが届く一般的な範囲

理論上、Wi-Fiルーターの電波範囲は直線距離で約30メートルから100メートルですが、壁や障害物があると、この距離は大きく減少します。屋外では、障害物がない場合に広範囲に電波を送信できますが、屋内では構造によって制限を受けることが多いです。特に、2階建ての家では、1階と2階で電波の強さが異なることがあります。このため、設置場所の選定が重要です。

ポケット型Wi-Fiを併用したほうが良い理由

ダブル使いで使い分けができる

ポケット型Wi-Fiを併用することで、メインのWi-Fiが繋がりにくい場合でも、安定した通信を確保できます。特に外出先でのインターネット接続が必要な場面では、ポケット型Wi-Fiが大変便利です。これにより、家ではメインのWi-Fiを使用し、外出時にはポケット型Wi-Fiを使い分けることで、常に快適な通信環境を維持できます。

繋がりにくいときがなくなる

ポケット型Wi-Fiは、通常、携帯電話の電波を利用してインターネット接続を行います。これにより、Wi-Fiの電波が弱い場所でも、安定した接続が可能です。特に、仕事や勉強で重要なデータを扱う際には、接続の安定性が求められるため、ポケット型Wi-Fiは非常に役立ちます。
電波が途切れやすいなどのお悩みがある方は、導入するメリットが大きいでしょう。

負担を分散できる

複数のデバイスが同時にWi-Fiに接続する場合、通信速度が遅くなることがあります。しかし、ポケット型Wi-Fiを併用することで、デバイスの負担を分散し、全体の通信速度を改善することができます。これにより、快適なネットサーフィンや動画視聴が可能になります。

「Wi-Fiの電波はあるのに繋がらない！」が起きる理由

「Wi-Fiの電波はあるのに繋がらない」という状況は、いくつかの要因によって引き起こされます。
まず、ルーターの設定やファームウェアが古い場合、接続に問題が生じることがあります。
また、IPアドレスの衝突やデバイスのネットワーク設定が不正確である場合も、繋がらない原因となります。
さらに、Wi-Fiネットワークが多すぎる場合、周波数帯が混雑し、通信が不安定になることもあります。このような問題が発生した場合は、ルーターの再起動や設定の見直しを行うとよいでしょう。

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監修者 Select Wi-Fi 編集長

中澤 太一

お客様に合った、最適なWi-Fiを提案する「Select Wi-Fi」の編集長として従事。ECモール支援のマーケティング部長として、約150社のメーカーのサポートに携わり、商品の魅力を限られた情報で伝えることを得意とする。現在は、複雑な通信サービスをわかりやすく、信頼してもらえるように日々コラムを提供中。