Wi-Fiと5Gはどっちが早いの?それぞれのメリット・デメリットも合わせて解説!

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最近、5Gという言葉を耳にする機会が増えてきました。

スマートフォンだけでなくWi-Fiルーターにも「5G対応」という記載を見かけることも多くなりましたが、そもそも「5G」とは何か、理解できている人は案外少ないのではないでしょうか。

また、Wi-Fiと混同してしまっている人もいらっしゃると思います。

この記事では、Wi-Fiと5Gの違いや5Gのメリット・デメリットだけでなく、両社のスピードの違いについても解説しています。

ぜひこの機会に参考にして頂き、ご自身に合わせたインターネット利用の方法を検討してみてください。

\以下のようなことが気になる方におすすめの記事です
  • Wi-Fiと5Gの違いについて知りたい方
  • 5Gのメリット・デメリットについて知りたい方
  • Wi-Fiと5Gの使い分けの方法を知りたい方

Wi-Fiと5Gの違い

まずはWi-Fiと5Gの違いについて見ていきましょう。

Wi-Fiとは?

Wi-Fiとは、近距離型のエリアで無線通信を行うための通信規格です。

2009年策定のWi-Fi 4から末尾にナンバリングが表示され、2020年策定のWi-Fi 6Eが日本で普及している最新のWi-Fi規格になります。

5Gとは

「5G」とは、2020年3月からサービス提供が開始された移動通信システムを指します。

正確には「第5世代移動通信システム」のことで、第5世代の「5th Generation」の頭文字を取って「5G」と表現されます。

従来の携帯電話やスマホなどで利用されるモバイル通信は、1Gから2G、3G、そして4Gへと進化を続けてきました。

3Gではクリアな音声通話やメールの送受信が、4Gではスマホでの映画の視聴や買い物の支払いが可能になり、通信システムの進化とともにさまざまな機能が使えるようになっています。

5Gでは、4Gよりもさらに高速な通信やスマート家電、IoT製品など多くの機器を快適に利用できる環境の実現が期待されています。

5Gのメリット

次に5Gのメリットについて解説していきます。

5Gには以下のようなメリットがあります。

順番に解説していきます。

5Gのメリット3選
  1. 通信速度が速い

  2. 通信の遅延が少ない
  3. 回線工事が不要

通信速度が速い

5Gのメリットの1つ目は、通信速度が速くなることです。

前世代の4Gでは、下りの最大通信速度が約1Gpsでしたが、5Gでは約20Gpsと超高速です。

これは、たとえば2時間の映画であれば3秒でダウンロードが完了する速さに相当します。

5Gの周波数帯は最大28Ghzと、4Gの3.7Ghz帯やWi-Fiの5Ghz帯と比べても圧倒的な速さを実現することが可能となりました。

通信の遅延が少ない

5Gのメリットの2つ目は、遅延が非常に小さいことです。

5Gでは帯域幅を大幅に拡大しました。

帯域幅とは周波数の幅のことであり、最高周波数と最低周波数の差に該当します。

帯域幅が広いということは、道路で例えると1車線の道路と5車線の道路の違いというと分かりやすいかと思います。

道路車線が増えたことで、通信速度自体が速くなるわけではありませんが、データ通信の渋滞は起きにくくなり、結果、通信量が増大しても遅延が発生しにくくなります。

この結果、5G通信下の遅延は4Gの10分の1程度まで抑えることが可能となりました。

回線工事が不要

5Gのメリットの3つ目は回線工事が不要であることです。

5Gはモバイル回線であるため、携帯電話の基地局までの間、電波の送受信は無線接続にて行われます。

光回線のような固定回線の場合は、宅内に光回線を導入するための回線工事が必要になる場合がほとんどです。

また、引越し時期などの繁忙期にはインターネットの利用開始まで1カ月以上待たなければならない可能性もあります。

一方、モバイル回線は工事が不要なので、すぐにインターネットを利用することが可能です。

ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターを利用すれば、コンセントに挿すだけで利用できるので、導入までのハードルが低いといえるでしょう。

5Gのデメリット

一方、5Gには以下のようなデメリットがあります。

こちらも順番に見ていきましょう。

5Gのデメリット3選
  1. バッテリーの消費量が大きい

  2. 対応する機器が必要になる
  3. サービス対応エリアが広くはない

バッテリーの消費量が大きい

5G対応機器はバッテリーの消費量が大きい傾向にあります。

4Gよりも高速通信が可能になっている分、機器が一度に行う仕事が増え、バッテリーの消費量が大きくなってしまうのが原因の1つです。

5Gはまだ新しい技術で、十分対応できる機器やバッテリーが出てきていないという現状があります。

これからの技術の発展次第で、バッテリーの消費量が抑えられる可能性は十分にあるでしょう。

対応する機器が必要になる

5Gを利用するには5G対応の端末が必要となるため、現在持っている端末が未対応の場合は買い替えなければなりません。

5Gに対応した端末が増えてきてはいますが、5G対応の端末は非対応端末より高額であるため、消費者にとっては大きな負担になってしまいます。

サービス対応エリアが広くはない

5Gが利用できるのは現在のところ都心部のみで、それ以外のエリアに住んでいる方にとっては使いたくても使えないのが現状です。

エリア拡大にはまだまだ時間がかかるため、全国各地で幅広く利用できるようになるのは当分先になるでしょう。

5Gには「障害物に弱い」「衛星通信の電波が干渉してしまう」といった問題点もあり、対象エリア内であってもうまくつながらないというケースが発生しています。

Wi-Fiと5Gの違い

Wi-Fiと5Gは混同されがちですが、以下のような違いがあります。

それぞれ解説していきます。

Wi-Fiと5Gの違い
  1. 5Gはパケット通信料がかかる

  2. 周波数帯が異なる

5Gはパケット通信料がかかる

5Gはモバイル回線を利用してパケット通信を行います。

パケット通信とは、データを一定のサイズに小さく分割して送る通信方式のことで、分割されたデータの単位をパケットと呼びます。

一方、Wi-Fiは5Gのようにモバイル回線を使わないため、パケット通信料がかかりません。

Wi-Fiだとインターネットが無料で使えるといわれているのは、このパケット通信料が発生しないからです。

周波数帯が異なる

5Gでは3.7Ghz・4.5Ghz・28Ghzの3つが、そしてWi-Fiでは2.4Ghz・5Ghzが主に周波数帯として使われています。

周波数帯が大きいほど1秒間に送るデータ量が多くなるため、高速通信になります。

一方、低い周波数は波長が長いため、遠くまで電波を届けることができるというメリットがあります。

そのため、利用シーンにおいて単純に高周波数のものがよいとは限りません。

Wi-Fiと5Gはどっちが早い?

それでは、結局のところWi-Fiと5Gではどちらの通信速度が速いと言えるでしょうか。

結論から言うと、最大通信速度は5Gの方が早いとされています。

実際の数字を見ていきましょう。

最大通信速度は5Gの方が早い

具体的に、5Gの通信速度はどれくらいなのでしょうか。

5Gの理論値最大速度は20Gbpsといわれています。

日本で現在最も高速な4GとされているNTTドコモの「PREMIUM 4G」の理論値最大速度は約1Gbps超なので、5Gの20Gbpsが現実化すれば、いうまでもなく桁違いの速さということになります。

問題は実効速度がどれくらいかです。

有線の光回線は1~2Gbpsといわれていますが、現在のところ下りの平均速度は85Mbps程度です。

エリアや時間帯などの条件が良く300Mbpsくらい出ていればかなり速いと感じるでしょう。

5Gの実効速度ですが、アメリカで2019年4月に計測された実効速度は762Mbpsだったと言われています。

762Mbpsが実効速度なら光回線に頼らなくてもよいレベルです。

一方、Wi-Fiにも複数の規格があり、規格によって通信速度が異なります。

現在のWi-Fiルーターの主流は、2016年以降に発売されたiPhone7以降の機種や多くのAndroidスマホも対応している「Wi-Fi5」で、理論値最大速度は6.9Gbpsとなっています。

そして現在、最も高速なWi-Fi規格は「Wi-Fi6」です。

その理論値最大速度は9.6Gbpsと言われています。

  • WiーFi6は1秒間に9.6Gbps = 1秒間に1.2GBのデータ量を伝送できる(目安:写真データ約300枚位)
  • 5Gは1秒間に20Gbps = 1秒間に2.5GBのデータ量を伝送できる(目安:写真データ約625枚位)

5Gの方がWi-Fi6の約2倍以上の速度が出ているため、理論値だけでみると5Gの方が早いと言えます。

5Gが普及すればWi-Fiは不要になる?

5Gがより現実的なものとなり、全国的に普及していけばWi-Fiは不要になるのでしょうか。

実際のところ、Wi-Fiがなくなる可能性は低いと考えられます。

理由としてさまざまな点が挙げられますが、一番大きい問題は「モバイル回線に対応していない端末は有線LAN接続をしないといけなくなる」という点です。

企業から配布されるノートパソコンや電子レンジなどのIoT家電は、2024年時点ではモバイル回線に対応していないものがほとんどです。

一方、Wi-Fi接続できるものは多数出回っているため、昨今の日本における生活の利便性が上がっていると言えます。

そのため、今後家電製品が5G対応になる可能性は否定できませんが、それまではWi-Fi環境はなくてはならないものでしょう。

Wi-Fiと5Gはどう使い分ける?

それでは、Wi-Fiと5Gという異なるサービスが提供されている中、どのように使い分けると良いのでしょうか。

使い分けるポイントとしては、インターネットを屋内か屋外、どちらで利用するかによります。

それぞれ解説していきます。

屋外利用では通信速度と安定性の観点から5Gがおすすめ

屋外でインターネットを利用するのであれば、5G接続がおすすめです。

理由はWi-Fiよりも5Gの方が通信速度が速く、安定性も5Gの方が高いためです。

ただし、5Gで通信を行うとパケット通信料がかかる他、データ通信量の使い過ぎにより速度制限がかかってしまう可能性がある点には注意しましょう。

屋内利用ではデータ通信量の観点からWi-Fi環境がおすすめ

一方、屋内でのインターネット利用に関しては、Wi-Fi環境の方がおすすめです。

Wi-Fiはモバイル回線ではないため、パケット通信料がかかりません。

そのため、パケット通信料やデータ通信量を気にせずインターネット環境を楽しむことができます。

このように、屋外と屋内で5GとWi-Fiを使い分けることで、費用や通信料を抑えつつ高い通信品質を維持することができるというわけです。

まとめ

Wi-Fiは無線通信を行うための技術、5Gはモバイル回線を利用した移動通信システムなので、全くの別物です。

通信速度だけで比較すれば5Gが早いとされていますが、対応エリアが限られていたりパケット通信料がかかったりと、デメリットももちろんあります。

屋外では5G、屋内ではWi-Fiという使い分けを行うことで、よりコストパフォーマンスの高い通信環境を整えることができます。

また、5Gのモバイル回線をWi-Fiルーターで拾い、それをWi-Fiで飛ばすということも可能です。

hi-hoより提供されている「モバイルコース WiMAX+5G ネクスト」では、5Gに対応したWi-Fiルーターを使用できます。

工事不要で届いたその日から使用可能で、データ容量も無制限で使うことができます。

月額費用も毎月一定の3,870円(税別・端末代別・13ヶ月目以降は4,490円)なので、データ容量を気にする必要がありません。

5G対応のWi-Fiルーターをお探しの方は、この機会にぜひ検討してみてください。

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監修者 Select Wi-Fi 編集長
中澤 太一
お客様に合った、最適なWi-Fiを提案する「Select Wi-Fi」の編集長として従事。ECモール支援のマーケティング部長として、約150社のメーカーのサポートに携わり、商品の魅力を限られた情報で伝えることを得意とする。現在は、複雑な通信サービスをわかりやすく、信頼してもらえるように日々コラムを提供中。